活動理念

 


 
文化、芸術、スポーツは人間社会において必要でありながら、現在は経済的状況からその存続が苦境にたたされています。しかし、それらは生活において潤い、ゆとりをもたらすものであり、私達の心に不可欠なものであると確信しています。現在、世に氾濫する音はコンピューターミュージックであったり、テレビの音だったり・・・生の音を聴く機会は少ないのが現状です。特に子供達や障害のある方等が、一流の演奏家の公演を聴くことはなかなか出来ません。



素晴らしい芸術、感覚体験は子供達の豊かな育成に欠かせないものと考えています。生の音を感じるということは感性を豊かにすることです。現在のネット社会において感性というものは、中々育まれにくい状況です。クラシック音楽を生で聴くことによって、頭で考えるのではなく、心で感じてそれにより自らの感性が磨かれると私達は確信しています。



「ハマのJACK」は任意団体として、障害がある方や子供達を中心とした広い一般市民に会場へ足を運んでもらい、生の音を聴いてもらう為、地域社会に根ざしたクラシック音楽普及活動をしてきました。その手法の1つとして演奏会前に必ずワークショップを行っています。当日の公演に出演する演奏家が、参加者に海外での体験談や、音楽にまつわる話をしながら交流を深め、大人子供問わず、気軽に舞台に上がっていただき、楽器の近くで音を聞き演奏家の呼吸を感じてもらっています。「舞台上でどの様にお互いコミュニケーションをとっているのか?」「音で感情を表せるのか?」など、通常の音楽の授業では出来ない体験をして頂き、音楽の素晴らしさに触れてもらいます。このワークショップを行うことにより、参加者が実際にコンサートを聴くことの楽しみを知り、会場に何度も足を運んで頂ける様になりました。



又、家族で音楽を楽しめる環境の実現がクラシック音楽をさらに普及するためには必要不可欠な要素だと考えています。15歳以下・障害のある方と介助者は無料、高校生は1000円、一般の方を1980円という料金設定を行うことにより、誰もが気軽に素晴らしい演奏に触れ、楽しめるコンサートになりました。(自主開催時)



特定非営利活動法人を設立し、より継続的に事業を行うことで、クラシック音楽を障害者、子供達を中心とした一般市民の方々に届け、そして触れてもらうことで、クラシック音楽の普及及び子供の健全育成に寄与します。又、団体の目的に賛同する支援者を広く集め、責任を自覚した上で地域に根ざした活動をしていきたいと考えています。

団体概要

団体名 特定非営利活動法人ハマのJACK
所在地 〒225-0012 神奈川県横浜市青葉区あざみ野南1-15-25
代表者理事長 三又 治彦
設立 2011年04月11日
 


プロフィール

ハマのJACKは任意団体として2008年に発足、2011年4月に特定非営利活動法人としての認証を受け、特定非営利活動法人ハマのJACKとなりました。一流のクラシック音楽を、手の届きやすい価格設定で、子どもや高齢者、障がい者も含めた一般市民にお届けすることと、クラシック音楽文化を持続的に日本で根付かせていくために、若手演奏家を「金の卵」として発掘し、プロの演奏家たちと聴衆によって育てていくことを目指して、活動を続けております。定期公演は61回、クラシック音楽を使った子供のためのワークショップ事業、小学校や幼稚園などの教育機関、病院や施設などの訪問演奏事業を行っています。これまでの活動の成果が認められ、令和3年度横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞いたしました。
 


メンバー

ハマのJACKは演奏家により構成されている団体です。
 

会員について

ハマのJACKでは活動を応援してくださるサポーター会員を募集しております。